お家広々ラクラク収納術

トランクルームのカビや湿気問題どう解決する?

自宅の限られた収納スペースにうまく収まらない、大物のアイテムの保管先として重宝するのがトランクルームです。ですが、トランクルームに預けた荷物にカビが発生してしまうということがよく起こります。

今回は「カビが発生しやすい理由」に焦点を当てて、トランクルームのカビと湿気対策に迫ります。

トランクルームは密封性が高く湿気がこもりやすい

トランクルームでカビが発生する主な原因は、主に下記の2つです。

  • 湿気がこもりやすいコンテナの構造

  • 通気口から入り込む雨などによって起こる空気中の水分の増加

トランクルームとして利用されているのは、元々陸上輸送や海外輸送用コンテナを改造したものです。長期間の保管を目的として造られたものではありません。平たくいってしまえば、密封性に優れた大きな容器といったところでしょうか。

カビとダニが繁殖しやすい環境は、適度な温度と湿度のある空間。コンテナ内はカビとダニが繁殖しやすい温度と湿度になりやすいだけでなく、空気の流れも非常に悪いことも特徴。湿気に加えて埃も溜まりやすいため、カビとダニの繁殖の勢いが増します。

風通しを良くするための通気口を設置するなど、湿気対策に工夫を施しているトランクルームもありますが、この通気口から吹き込む雨によって被害が拡大することもあります。

カビが発生しやすい家具や衣類などの保管には注意が必要

家具、衣類、着物、皮製品、楽器、絵画、ぬいぐるみ、本といったものはカビが発生しやすいため、トランクルームに保管する際には注意しましょう。木材を使用している家具や楽器はもちろん、皮製品などはカビの心配だけでなく、変色や変形の心配も。

吹き込んだ雨によって濡れてしまった、衣類、ぬいぐるみ、本などはなかなか乾かず、カビが繁殖しやすくなってしまいます。

トランクルームの4つの湿気・カビ対策

トランクルームの湿気やカビの対策には

    • 定期的な換気

    • すのこを敷く

    • 除湿マットや除湿剤を使う

    • 炭を置く

といった方法が挙げられます。

荷物収納後も定期的に換気を実施

トランクルームに適度に風を通すために、定期的な換気は不可欠。荷物をトランクルームにしまった後も、時々様子を見に行き、換気してカビや湿気の発生を防ぎましょう。

ヒノキで出来たすのこは吸湿性が高い

「すのこ」を敷いて、その上に荷物を置きましょう。
湿気が溜まりやすい床と、保管したいアイテムの間に、空気の通り道を確保。

湿気やカビだけでなくダニ対策にもなります。通気が良いと、トランクルームの温度が高くなることも防げるため、家具や楽器の変色や劣化対策にもなります。

このとき使うのはプラスチック製の「すのこ」ではなく、自然素材のヒノキでできた「すのこ」がおすすめ。ヒノキは吸湿性が高いだけでなく、高い抗菌・抗カビ・防虫・消臭効果も期待できます。

除湿マットや除湿剤で湿気を抑える

通気性を良くしても、湿度が高ければカビは発生します。トランクルーム内の湿気対策には、除湿マットや除湿剤などがおすすめ。

トランクルーム内の湿気は高濃度であることを想定して、定期的に除湿マットや除湿剤を交換しましょう。

炭は吸湿効果が高く再利用も可能

吸湿性が高く、抗菌と強い抗カビ作用が特徴の炭を置くのも湿気対策になります。除湿剤よりも、優れた吸湿効果で長期間使用できます。使用後にしっかり乾燥させれば再利用も可能なためコスパも抜群です。

カビの被害はトラクルームの補償対象外

トランクルームには盗難や火災の保険が、自動付帯されているケースや保険加入が必須のケースもあります。ですが保管している荷物に対する、カビの被害は補償対象外。自己管理で対処しなければいけません。

トランクルームは、あくまで「保管する場所を提供しているサービス」であって、「荷物を預かって状態を綺麗に保つサービス」ではないためです。

トランクルームのカビや湿気問題は自己管理で!

予算に余裕があり、多少割高でも空調管理がしっかりしたタイプや、冷暖房や除湿システムのあるトランクルームを借りることができるのであれば、それがベストです。

しかし、限られた予算で、屋外コンテナタイプを選ぶのであれば、カビや湿気のことを知って対策を練り、しっかり自己管理しましょう。

また、カビが発生しやすいアイテムをよく知って、トランクルームでの保管を避けることも、カビの発生を抑えるポイント。

「すのこ」や炭を設置するなどで通気性を良くし、壁に直接触れないように荷物を置くなどの工夫で、大切な荷物を守りましょう。

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