お家広々ラクラク収納術

家の片付け。どこから始める?効率的に片付けられる順番とコツを紹介

家の片付けは必須です。衣食住どれをとっても必要になってきます。
3時間かかっていた片付けが1時間で完了し、更に完成度も高くなれば生活の質もぐっと良くなるでしょう。
家の片付けが苦手という方も多いですが、コツを知る事で効率よく家を整理整頓して綺麗にできます。

今回は「家の片付け」が苦手な方でも簡単にできるコツを、収納アドバイザー・整理収納コンサルタントの長谷川 が紹介します。

 

家の片付けはどこから始めるべき?

家の片付けは生活時間の長い場所を優先しましょう。多くの方はリビングや自室になるでしょう。
その中でも、テーブルの上や床など、目立つ場所から始めると良いでしょう。テーブルや床が綺麗に片付いていると、印象がとても良くなります。
また、テーブルや床は他の場所を片付けるときにも使用するので、最初に片付けておいた方が効率よく進められます。

逆に優先度の低い場所は、冷蔵庫の中や机の中など、目に見えづらい部分で、細かいものが多い場所です。
さほど目立たない部分にもかかわらず、細かいものが多いので片付けるのに比較的時間がかかってしまいがちです。

 

1時間も片付けたのに机の引き出しの中だけしか片付かなかった。
1時間も片付けたらテーブルと床からモノが無くなって家が広くて綺麗になった。
後者の方がよっぽど変化に気づけて、片付けのモチベーションも維持しやすいでしょう。

よって、家の片付けは「生活時間の長い場所」で「目立つ場所から始めるべき」です。

 

家の片付けは適当にやっても効率が悪い

家の片付けは計画的に行えば効率的に片付いていくものですが、片付けの苦手な方は失敗しがちです。
モノを移動させただけだったり、気づいたら掃除だけになっていたり、結局目立つところ片付かなかった、などがよくある失敗談です。

掃除と片付けを混同したり、片付ける準備をしなかったり、片付ける順番を考慮しないと、効率が悪いだけです。
以下のようなことに注意して効率的に家の片付けを進めましょう。

 

効率的に家を片付けるには準備が重要

何の準備もせずに片付けを始めるとスムーズに進行できません。
たとえば、捨てるものが出てきたらゴミ袋が必要になったり、雑誌を縛る紐が必要になるかもしれません。それらを準備しておかないと、片付けの途中で取りにいかないといけません。ごみの分別や整頓を後回しにすると、床が散らかってしまい二度手間です。

そこで、先を見越して以下のようなものを準備しておくとよいでしょう。

・ゴミ袋(要らないものを捨てる用)
・掃除用ドライシート(ちょっとしたホコリを拭き取る用)
・掃除用ウェットシート(ちょっとした汚れを拭き取る用)
・紐(本、雑誌、紙資料などをまとめる用)
・ハサミ(紐切り用)
・ダンボール(しばらく使わないものを保管する用)

 

片付けと掃除は別もの!

今回は「掃除」ではなく、「片付け」が目的なので、掃除機・モップ・雑巾などの清掃用具は省いています。
掃除と片付けを混同しがちですが、別の作業です。

片付けと掃除を同時に行えれば効率よく家を綺麗にできます。
しかし、片付けや掃除が苦手な方にはオススメできません。

すでに家が整理整頓されている状態だったり、掃除や片付けに慣れている方でないと、以下のようなデメリットがあります。

・片付けが目的なのに、埃や汚れに目がいってしまって、いつの間にか掃除ばかりしてしまう。
・一か所に時間がかかり過ぎて、時間をかけても片付けが進んだ様子がなく、モチベーションが下がってしまう。
・掃除に気を取られて、使わないものや要らないものを捨てる判断ができなくなってしまう。

ちょっとしたホコリや汚れは拭き取った方が良いですが、過剰に反応すると片付けに悪影響を及ぼすと考えましょう!
慣れないうちは、片付けを先に行ってから、掃除は後で行いましょう。

 

家の中で片付ける場所と順番を考える

片付けの順番で優先すべきは以下の2つです。
①【場所】生活時間の長い順番
②【モノ】部屋の中で目立つ順番

場所がリビングであれば
モノは床、テーブルの上、ソファ、キッチンなど

場所が自室であれば
モノは床、デスクの上、ベッドなど

逆に生活時間の短いバルコニーや、冷蔵庫の中などは後回しにした方が良いでしょう。
生活時間の長い場所で目立つ場所を優先的に片付けることで、最初の1時間だけでも片付けの効果を大きく実感できるでしょう。
綺麗になった実感があればモチベーションも高まって、どんどん片付けを進めていけることでしょう!

 

家の片付けを始める

片付ける手順としては以下の流れになります。

①モノを全部展開する
②使うor使わないで分ける
③捨てるorもどすor移動

それぞれ順番に解説していきます。

① モノを全部展開する

雑多な状態で置かれているモノを全て展開(広げて)しまいます。
まずはどんなモノが在るのかを把握しましょう。

② 使うor使わないで分ける

次に、使うか使わないかでモノを分別しましょう。

使わないモノ
「使わない」の基準は、1年以上使っていないモノです。
季節ものであっても1年に1回は使用しているはずなので、1年以上使われていないものは、来年になっても使わない可能性が高いです。
「使わない」モノはゴミ袋へ。ここで重要なのは、「いつか使うかもしれない」は厳禁で、モノが捨てられない人の常套句です。

使うモノ
次の工程で更に分別していくので、展開したままにしておきましょう。

③ もどすor移動

捨てるものはゴミ袋へ入っています。
使うものを整理整頓していきましょう。

毎日使う・週に数回使う・月に数回使う・季節毎に使う・年に数回使う
この順番で取り出しやすいように整理整頓していきます。奥に行くほど使用頻度が少ないものになっていきます。
また、使用頻度の少ないモノなどは、場所を移動させることで綺麗に片付けられます。

注意事項としては、家族で共有のモノや思い出のモノなどは勝手に捨てない事です。
ダンボールなどに保管して移動させる事はあっても、絶対に勝手に捨ててはいけません。モノによっては大きなトラブルを招いてしまいます。
必ず持ち主に確認を取ってから、片付けたい旨を説明しましょう。

ここまでで綺麗にモノが整理できました。
最後に、収納のコツをご紹介します。

 

上手に収納するコツ

収納グッズは後で買うのが吉です。最初に収納グッズを買ってしまいがちですが、よく考えてみてください。
使わないモノや使用頻度がひくいモノが混在している状態で、それらを収納する予定を立てても意味がありません。
必要以上に大きな収納グッズを買ってしまって、片付けた後で「サイズが合わない」と嘆いてしまうことでしょう。
また、収納グッズが無駄に大きいと、余計なものを保管してしまいがちです。これもまた、家が散らかったり、モノが増えすぎてしまう原因となります。
既存の収納グッズでサイズが合わない場合には、無理に使わずに新しい収納グッズでフィットさせることも良いでしょう。

収納グッズは片付けが終わってから、最小サイズのものを購入しましょう。

 

外部倉庫を上手く使おう

思い出の品や、大きくて捨てられないモノは家の中に置いておくのも部屋を圧迫してしまいます。
冬もののコートやダウンジャケット、コタツなどの家電製品はしばらく使う予定が無いものですが、大きくてかさばってしまいます。
そんなときはトランクルームのような外部倉庫を使うのもアリです。
外部倉庫を使えば家の中を圧迫していた分、モノが減ってすっきりします。

注意したいのは、何でもかんでもトランクルームに預けてしまうと、家の中は綺麗になってもトランクルームが大変なことになってしまいます。
家の片付けと同様に、トランクルームに預けるものもしっかりと厳選することが大切です。

 

どうしても難しいなら業者やプロに依頼するのもアリ

業者やプロに頼んだ時の相場はどれくらいでしょうか?

処分品の内容や量によって差が出てしまうため、あくまでも目安としてください。

思ったより高いという方が多いのではないでしょうか。
1LDKの一部屋を数時間片付けてもらうだけで、7万~20万円の出費になります。
そんなに費用がかかるなら自分でやろうかな…。となりますよね。

そうです。実際に自分で片付けができるのであれば、自分でやってしまった方が良いのは間違いないです。
しかし、どうしても苦手で片付けができない、1人でできる限界を超えている、仕事や子育てが忙しくて時間が無い、などの状況もあります。
そんな時には、片付けを業者やプロに相談しても良いでしょう。

 

まとめ

家の片付けについて解説しました。片付けのコツはつかめましたでしょうか?
キッチンや冷蔵庫、トイレやお風呂、納屋などの片付けも同様のやり方で効率よく片付けることができます。
家が片付くと、整理整頓されて綺麗にすっきりとした気持ちで快適に過ごせるようになります。
是非とも計画的・効率的に片付けを進めてみてください。

 

 

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