お家広々ラクラク収納術

部屋を綺麗に見せる方法

部屋を綺麗に見せる方法をご存じですか?

収納方法とちょっとしたポイントを押さえるだけで部屋を綺麗に見せることは可能です。

今回の記事では、収納方法や部屋に統一感を生み出すポイント、そして生活感を上手に隠すコツを紹介します。ぜひ最後までお読みいただき、ご友人などをいつでも招待できる綺麗に見える部屋を手に入れましょう。

 

片付いているように見せるには?

片付いている部屋とはどのような部屋でしょうか?

それは、物や情報量が少なくスッキリと整えられた部屋ではないでしょうか。しかし、生活をする場である部屋には物がありますし、文字やロゴ、多彩な色などが情報として存在します。こうした物や情報が多い状態ですと人は視覚的にゴチャゴチャした印象を受けやすく、部屋を綺麗だとは認識できません。

そこで、まずは物を片付ける収納方法と情報量を抑えるためのポイントを紹介していきます。

 

 

 

基本は8割収納!

8割収納とは家具の引き出しや収納ボックスなどの収納スペースに物をしまう際、2割の余白を残すという方法です。

8割収納のメリットは、新たに物が増えた際にも収納することが出来る点や、2割の余白を意識することで収納されている物の使用頻度を意識できるという点にあります。

使用頻度を意識することで、普段使いの収納スペースへ収納すべき物と、押し入れなどの一段奥の収納スペースに入れるべき物の判断がつけやすくなります。そして、必要な物か不要な物かの判断もつけやすくなるので断捨離にも効果的です。

 

統一感

部屋が片付いていると印象付けるには、部屋全体に統一感を持たせるというのも非常に重要なポイントになります。先にも述べましたが、文字やロゴ、部屋にちりばめられた色を人は無意識に情報として視覚処理します。視覚処理した情報量が多い時、人はゴチャゴチャした印象を受けやすく、部屋が散らかっているように認識してしまいます。

そこで、部屋全体の色数を3色前後に統一し視覚的な情報量を抑えることが重要なポイントになります。一般的に販売されている家電や家具などは、基本カラーとして白・黒・ベージュを用意していることが多いため、特に色へのこだわりが無い場合はこの3色をベースに色味を統一するのがお勧めです。

また、部屋の中に置く収納アイテムやキッチンで使用する容器を形・大きさ・素材などで統一することでも視覚的な情報量を抑えることが出来ますので、部屋が片付いていると印象付けるのに効果的です。

 

アクセント

部屋の色調などを統一することによって部屋全体が片付いているという印象を与える方法以外にも、パッと目を引くアクセントを配し、細かな散らかりを意識の外へ視覚誘導させることで部屋が片付いていると印象付ける方法があります。

その代表的なものに、一部の壁紙を色やデザインに特徴を持たせた壁紙に張り替えることでアクセントとするアクセントクロスがあります。

このアクセントクロスには視覚誘導以外にも部屋に奥行きを持たせる効果や、立体感を生む効果が有り、ネットショップやホームセンターなどで購入が可能なため、DIYとして挑戦される方も多くいらっしゃいます。

 

隠し方

ここまで視覚的な観点を中心に部屋が片付いているように見せるポイントを紹介してきましたが、部屋の状況によっては扉や仕切りがない収納スペースや、そもそも収納スペースが足りていない場合もあると思います。そのような場合には、カフェカーテンやロールカーテンを設置した目隠し収納や、ハンガーラックなどを購入した収納スペースの拡充がお勧めです。

各種カーテンを用いた目隠し収納は、サイズやデザイン、カラーバリエーションも豊富ですので、部屋の色調に合わせたものを設置することにより視覚情報を抑えることが出来ます。

ハンガーラックを用いて収納スペースを拡充させる場合は、サイドパネルが有り、前面にカーテンレールの付いた物を選ぶと視覚情報を抑えることができ、部屋全体にスッキリとした印象を与えることが出来ます。

これら以外にも物をうまく隠す収納方法は数多くありますが、上述してきた通り出来る限り視覚情報を減らすことを意識した隠し方を実践し、部屋を綺麗に見せるよう工夫してみましょう。

 

統一された美しさ

これまでに収納方法や視覚的に部屋を綺麗に見せるポイントを紹介してきましたが、ここからは部屋をより美しく綺麗に見せるための家具の配置や家電の選び方、部屋を綺麗に見せるスペースの作り方などを紹介していきます。

家具の色合い

最初に紹介するのは家具の色合いについてです。

この点はすでに紹介している部屋の色数を3色前後に統一するという点とシンクロする部分です。

部屋の色合いに最も大きな影響を与えるのが床材の色、壁紙の色、そして家具の色になりますので家具を選ぶ際は部屋の色調を考慮したうえで選ぶようにしましょう。

一般的には床材は茶系、壁紙は白系が多く使用されているため、家具も白系や茶系で選ぶことが多いようです。ちなみに、家具で部屋の色調にエッジを効かせたい場合などは黒系、家具の色調で部屋にアクセントをつけたい場合などは赤や青などの原色系や水色や薄緑色などのパステル系を選ばれる方もいるようです。

 

家具の高さ

続いて紹介するのは家具の高さについてです。

家具の高さが揃っていると部屋全体に統一感を生み出すことが出来ますので、出来る限り揃えるように意識しましょう。この時、家具の高さを腰の高さ程度に抑えることが出来ると、部屋全体に圧迫感のない開放的な印象を与えることが出来ます。

また、腰の高さ程度に家具を揃えることが出来れば、家具の上に観葉植物や写真立てなどを配置することが出来るほか、雛飾りや鏡餅などの季節感のある物を飾り付けることが可能になるため、部屋を一層美しく見せることが可能になります。

 

家具の置き方

家具の高さを揃えることの有用性は前述のとおりですが、実際には背の高い本棚やラック、腰高程度の収納棚やソファーにベッドなど完璧に高さを揃えることは難しいでしょう。

そこで重要になるのが家具の置き方になります。部屋に入る時の人の視線は、部屋の入り口から部屋の左奥へ、そして部屋の右奥へと送られやすいことが判明しており、部屋の入り口から見て部屋奥の両隅に背の高い家具が配置されていると、圧迫感を受けてしまい部屋が狭く感じられてしまいます。すると統一感があり片付けられている部屋であっても美しさを感じづらくなってしまいます。

そこで、この視線の動きを利用し背の高い家具を部屋の入り口付近に設置することがポイントになります。入り口付近に背の高い家具を設置し、部屋の奥に背の低い家具を設置すると部屋に奥行きと開放感が生まれ、部屋全体に美しい印象を与えることが出来ます。

ちなみに、背の高い家具と背の低い家具を並べて設置する場合は、背の低い家具の上に多少高さを感じるような小物を配置したり、壁面にちょっとした絵などを飾り付けたりすると家具同士の高低差が緩和され、部屋全体に調和を生み出すことが出来ます。

 

綺麗に見えるスペース

色調の統一や家具の配置以外にも部屋を綺麗に見せる大事なポイントがあります。

それは大きな平面に物を置かないというポイントです。ダイニングテーブルやリビングテーブル、ソファーや棚の上など、大きな平面に物が多くあると人は散らかっているという印象を受けやすく、部屋全体の印象を悪くしてしまいます。ですので、ダイニングテーブルであればランチョンマットとちょっとした花瓶だけを置く。リビングテーブルであれば、テレビなどのリモコンだけを置く。ソファーであればクッションだけを置く。といった形で大きな平面に物を置かず、部屋が綺麗に見えるスペースを作り出すことが大事なポイントになります。

また、部屋の中で最も大きな平面である床面を綺麗に見えるスペースと捉えることも重要なポイントです。例えば、リビングテーブルをガラス天板のものにしたり、ソファーを脚付きのものにしたりすると床面が連続した大きな平面となり、解放感とともに綺麗に見えるスペースとなります。こうした綺麗に見えるスペースを多く作り出すことが出来れば部屋はより一層美しく見えますし、掃除や片付けも捗りますのでお勧めです。

 

面を揃える

面を揃えるというのも部屋を綺麗に見せる上で大切なポイントになります。

家具の奥行きが不揃いですと部屋全体の調和が乱れてしまいますし、本棚に入れてある書籍の面が揃っていないと片付いていない印象を与えてしまいます。家具の奥行きが不揃いの場合は、奥行きが最も大きなものに前面を合わせると調和がとりやすくなります。本棚に入れてある書籍の面が揃わない場合は、奥行きの小さな書籍の奥に空き箱などを置き、全面が揃うように工夫するとスッキリと片付いた印象を与えられます。

 

統一感を出すための家電の選び方

部屋の中には意外に多く、そして大きな物として家電製品があります。

機能面ばかりを優先して家電製品を選んでしまいますと部屋全体の統一感を損ねてしまう場合がありますので、色や形にも配慮することをお勧めします。特に、テレビやパソコン、冷蔵庫や電子レンジなどは存在感が大きいため特に配慮が必要になります。統一感を意識して家電を選ぶ際には、部屋の色調に合い、かつ部屋全体の色数を増やさないものを選ぶようにしましょう。また、形については家具や調度品が角ばっている物が多い場合は角ばったものを、丸みの付いた物が多い場合は丸みのあるものを選ぶと部屋全体の統一感が損なわれにくくなりますのでお勧めです。

 

アクセント

統一感のある部屋の中にアクセントとなるものを配置することで、よりいっそう部屋を綺麗に見せることが出来ます。

すでに紹介していますが、アクセントクロスや家具の配色でアクセントをつけるのもその一つですし、カーペットやカーテンなどでアクセントをつけることも可能です。また、照明器具や壁掛け時計などに特徴を持たせることでもアクセントになりえますので、部屋の統一感に合ったアクセントを模索してみましょう。

アイキャッチを意識しよう

アクセントとなるものを選ぶ際に意識すべきなのがアイキャッチです。アイキャッチとは文字通り目を奪うもの、あるいは目をひくもののことです。このアイキャッチをうまく使うと、こまごまとした散らかりに目がいかなくなり、部屋を綺麗に見せることができます。

また、照明器具や壁掛け時計などにアクセントをつけてアイキャッチを行うと、そうした小物にも配慮する人物という印象を与えることが出来ますので、アイキャッチを意識したアクセント選びをお勧めします。

 

グリーン系アクセントのオススメ

アイキャッチ効果が高く、アクセントにもなるものに観葉植物があります。特に緑の葉が鮮やかな観葉植物はリラックス効果や活力を生み出す源にもなるのでお勧めです。

大きめの観葉植物の中では、ゴムの木や幸福の木とも呼ばれるドラセナの木が人気が高く、出窓や腰高サイズの収納棚などに配する小さめな観葉植物の中では、アイビーやサボテンなどが人気となっています。

 

隠してすっきり

視覚情報を減らすことで部屋が片付いているように見せることが出来ます。

この点はすでに紹介していますが、文字やロゴ、パソコンなどから発せられるチカチカと光るランプなども視覚情報の一つとして無意識に認識されています。こうした細かなものも出来る限り排除することで部屋はより一層スッキリと片付いた印象を与えますので、是非取り組んでみましょう。

 

文字は見えないほうが良い

部屋を見渡すと商品のパッケージや冷蔵庫などに貼られた水道業者のステッカーなど、意外にも文字やロゴが多くあります。

こうした細かなものも無意識に視覚情報として認識されてしまいますので、収納して隠してしまったり、不要なステッカーなどは破棄したりといった工夫が部屋を綺麗に見せるポイントになります。

 

家電のランプは生活感が出てしまう

パソコンやルーター、テレビや電源タップなど家電周りには光を発するものが意外と多くあります。

これらもまた視覚情報として無意識に認識されていますので、極力隠すようにすると生活感を抑えることもでき、部屋にスッキリとした印象を与えることが出来ます。

 

綺麗な部屋を保つ方法

これまでに部屋を綺麗に見せるためのポイントを紹介してきましたが、せっかく綺麗な部屋が実現できても維持ができなければ意味がありません。

そこで、綺麗な部屋を保つためのポイントを2つ紹介します。

移動時にちょっと片付け

キッチンからダイニングへ、ダイニングから自室へなど、生活の中には意外と移動が多いものです。

この移動の際にちょっとだけ片づけをする習慣をつけることで綺麗な部屋は保たれます。

例えば、キッチンから飲み物をダイニングへ持ち込んでいたなら、自室へ移動する際に飲み物を片付けるといった具合です。こうしたちょっとの片づけが綺麗な部屋を保つためのポイントになります。

 

床に物を置かない

当たり前に感じるかもしれませんが、床に物を置かない習慣をつけることが綺麗な部屋を保つ方法の一つです。

何気なく床に置いてしまう衣類や購入物、読みかけの雑誌などは特に注意が必要です。こうした物を無意識に床に置いてしまうと途端に部屋全体が雑然とした印象に変わってしまい、綺麗な部屋を保つのが困難になってしまいます。ですので、購入したものは8割収納で空けておいた2割の余白へ速やかにしまう習慣をつけ、雑誌などは移動時にちょっと片付けてしまう習慣をつけておくことが綺麗な部屋を保つためのポイントになります。

 

まとめ

部屋を綺麗に見せる方法を紹介していきましたがいかがでしたか?

部屋の色調を整えたり、家具を揃えたりというポイントはすぐに実行するのが難しいかもしれませんが、8割収納や視覚情報を抑える工夫などは比較的取り入れやすいポイントですので、ぜひ試してみてください。

 

 

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