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トランクルームの選び方とは︖30年以上の業界統計から優先順位を選抜︕

最終更新日:2023/08/09

最近あちらこちらで「トランクルーム」を見かける機会が増えました。コンテナ型のものから、建物そのものをトランクルーム専用に改装した屋内型。そしてネット上では宅配型トランクルームといった画期的なサービスが飛び交っています。

そんなトランクルームですが、実は様々な種類と特徴があるため、適当に選んでもサイズや金額、立地や環境などで満足できないケースも多いことでしょう。

今回はそんな複雑なトランクルームを初めて利用する方でも分かりやすく、各項目別に解説していきます。最後にはよくある質問やご契約の流れまできっちりご紹介しますので、この記事を読めばトランクルーム選びからご契約までスムーズに進行できるようになります。

 

トランクルームとは

収納サービスの国内市場規模推移(2022年最新版)

トランクルームとは、自宅の収納スペース以外に外部に収納スペースを借りるものです。その種類は様々ありますが、屋外型・屋内型・バイク用などに大きく分けられます。

トランクルームの他にレンタル倉庫や収納スペース、コンテナ倉庫などの呼び方もありますが、一般的にはトランクルームと表現する事が多いです。
昨今では、一戸あたりの住居面積が減少傾向にあり、ここ20年で平均床面積は17㎡も減少したというデータもあります。住居スペースが小さくなるということは、その分、物品を保管するための場所も確保しにくくなってきているという事です。

2019年時点では、既にトランクルームはコンビニ(10,753店舗)を超える10,793店舗となっています。
それだけ需要が急激に拡大している現状です。市場規模も2025年には1000億円を突破する見通しとなっており、今後ますますマーケットは拡大していくことでしょう。

 

トランクルームを利用する目的

 

トランクルームを利用する目的として一番多いのが、やはり自宅に「収納スペースが足りない」といった理由です。自宅に十分なスペースが確保できている場合には外部の収納スペースを借りるメリットは多くありません。季節ものの洋服やキャンプ用品などの一時保管などの利用も多いです。

バイク保管に特化した収納スペースとしてバイクコンテナというトランクルームもあります。自宅の駐車場に止めるスペースがない、マンションでバイクスペースが空いてない。などの理由からバイクコンテナを利用する方が多いです。

また、バイクコンテナであれば、メンテナンスキットやバイク用品もコンテナ内に格納できる為、小さなピットスペースとしての利用に加え、ヘルメットやライダージャケット、ブーツなどのかさばるアイテムも一緒に保管できるメリットもあります。

 

トランクルームの利用期間

長期利用

トランクルームは6カ月以上の長期利用が多い!

トランクルームの利用期間としては、長期利用が大多数です。マリンボックスの場合は、平均利用期間は2.2年となっております。利用目的としては、先述の季節ものの洋服やキャンプ用品、釣り具やロードバイク、ダウンコートや冬布団などの保管が多くなっています。また、災害時の飲料水や保存食、救急キットなどを保管している方も多いようです。これらのものは長期的に保管する必要があるため、半年以上の契約が多くなっています。一度契約すれば継続して利用できる年間を通して利用し続ける方が多いです。

長期利用時の注意点

長期利用時の注意点としては、トランクルームを選ぶときの広さが重要です。長期間利用していると、保管したいものが沢山出てきます。あれも預けたいこれも預けたいと後から出てきてトランクルームに収まりきらない、そういった事例も少なくありません。実際、マリンボックスでもお客様からサイズ変更のご相談をいただくことよくあります。しかしながら、現在使用しているトランクルームを広くする訳にもいかない為、サイズアップしたものを再契約することになります。手間もかかる上、もし今より広いサイズが空いて無ければ契約できません。そのため、最初の時点である程度ゆとりのあるサイズの収納スペースを借りることをお勧めします。

使い勝手や環境面での配慮も必要です。長期利用となると、トランクルームに出入りする回数や収納スペースに物を置き続ける期間が長くなります。湿気や温度変化、車での搬入可否など、長期利用でも問題ない環境かどうか調べてみる必要があります。

短期利用

1か月~3か月以内などの短期利用も可能!
中には短期利用を目的とした方もいらっしゃいます。短期利用の場合は、引っ越しやリフォームの一時収納に活用される方が多いです。

短期利用時の注意点
短期利用時の注意点としては、契約期間に注意が必要です。長期利用時でも同じですが、トランクルームは多くの場合基本的に料金を日割りにできません。そのため、1日借りたとしても1か月分の料金を支払うことになります。1か月と1日でも2か月分になってしまうため、必ず期間内に収納品を搬出して退去を確定させることが重要です。

トランクルーム選びで考慮すべきこと

トランクルームの選び方で悩んでいる方は、選択基準として必要な7つの項目を明確に把握することで、最適なトランクルームを見つけられます。
これらの項目に基づいて作成した「トランクルームの選び方チャート」も本記事の下部にご用意していますので、ぜひ参考にしてみてください。

我々マリンボックスは1992年の創業以来30余年にわたってトランクルームを運営しております。
過去にも多くのお客様から、トランクルームの選び方についてのご相談をいただいております。

ご相談内容の統計情報1992年~2023年(マリンボックス調べ)

これらのご相談内容をデータ化して研究することで、トランクルームの最適な選び方を見つけることができました。
トランクルームの選び方で悩む皆様は是非、本記事で紹介する7つの項目からトランクルームを選ぶ方法をお試しください。

 

トランクルームの選び方7選

メイン項目(種類・サイズ・料金)
サブ項目(場所・セキュリティ・期間・環境)

これら7つの項目を組み合わせて考えることで、最適なトランクルームが見つかります。

簡単にそれぞれの項目の重要性と選択の意図をご紹介します。

メイン項目(種類・サイズ・料金)

まず、メイン項目として考慮すべきは、「種類」、「サイズ」、「料金」の3つです。

「種類」は屋内型・屋外型・バイク用などがあります。保管したい物の性質(例えば書類、キャンプ用品、バイクなど)によって最適なものをピックアップしましょう。
「サイズ」は畳で表記されることが多く、0.2畳~20畳と幅広いです。保管したい物の大きさや量(高さや幅、積み上げられるか)によって最適なものをピックアップしましょう。
「料金」は種類とサイズによって大きく変動します。希望の種類とサイズを選べば大体の料金が決まってきますので、予算内で気に入ったトランクルームをピックアップしましょう。

メイン項目の選び方に不備があると早々に不満が発生しますので、妥協することなく確実に希望を叶えられるものにしておきましょう。

サブ項目(場所・セキュリティ・期間・環境)

サブ項目として重要なのは、「場所」、「セキュリティ」、「期間」、「環境」の4つです。

「場所」は利便性に直結します。頻繁に出し入れをする場合は、自宅や職場から近いところを選ぶと良いでしょう。
「セキュリティ」は思い出の物や貴重品を安心して預けられるかを確認する項目です。物件のオートロックや個室鍵の有無、監視カメラ、補償や保険などがあると安心です。
「期間」はレンタル契約の長さです。一時的な保管か長期保管によって、初期費用や更新費用の重要性が変わってきます。
「環境」は保管する物によっては気をつけたいポイントです。高温多湿を避けたいものや、保管時の段差や階段の有無、高さなどを事前に調査できると安心です。

下記でメイン・サブの項目について、詳しく解説していきます。

 

トランクルームのメイン項目「種類・サイズ・料金」を決定する

トランクルームの選び方で重要になってくる、メイン項目を決定する時の選択肢や選び方のポイントを解説していきます。
種類・サイズ・料金の一覧表はこちら

トランクルームの種類から選ぶ

トランクルームの種類は大きく分けて「屋内型」「屋外型」「バイク用」の3つです。それぞれ特徴が大きく異なります。
種類の選択で失敗すると、この後の工程がすべて台無しになってしまいますので、間違わないように確実に最適解を選択しましょう。

 

屋内型トランクルーム

屋内型トランクルームの特徴

「屋内型トランクルーム」は、その名の通り建物内に設けられたトランクルームで、以下のような特徴があります。

 

屋内型トランクルームの特徴 詳細

環境安定性

天候の影響を受けにくく、温度や湿度が一定に保たれます。

セキュリティ

セキュリティカメラの設置や施錠システム、スタッフの定期巡回など、物品の安全性を高める措置が施されています。

清潔さ

外部の汚れやホコリが侵入しにくく、清潔に保つことが可能です。また、害虫の侵入も防ぎやすいです。

エレベーターやカートの利用

エレベーターやカートを利用して荷物の運搬が可能なトランクルームもあります。

屋内型トランクルームがオススメの方

屋内型トランクルームは、環境に敏感なもの、価値の高い品物、または清潔に保ちたいもの、運搬補助の欲しいものの保管に最適な選択肢となります。
例えばどのようなものを保管したい場合におすすめなのかも併せてご紹介します。

 

屋内型がオススメの方

理由

価値のある物品を保管する方

盗難や紛失から確実に守りたい方にも向いています。屋内型トランクルームは比較的セキュリティが強化されているため、大切な物を安心して預けられます。

大量の荷物や重量のある荷物を保管する方

出し入れの際にエレベーターやカートを利用しないと負担になるものなど。

清潔な状態で物を保管したい方

外部のホコリや汚れが入りにくく、また害虫の侵入も防ぎやすいです。

これらのニーズを持つ方々にとって、屋内型トランクルームは理想的だと言えます。

 

屋外型

屋外型トランクルームの特徴

「屋外型トランクルーム」は、その名の通り建物外に設けられたトランクルームで、以下のような特徴があります。

屋外型トランクルームの特徴

詳細

アクセス性

車で直接トランクルームまでアクセスできるケースが多く、大きな荷物の出し入れが容易です。また、24時間利用可能な場所も多いため、自分の都合に合わせて出し入れができます。

大型物の保管

屋内型と比較すると、広々としたスペースを提供しており、屋内での運搬が困難な物や大型な物の保管に適しています。

耐候性

屋内型と比較すると温湿度の変化は大きいですが、雨風や直射日光に対する耐性を備えています。屋根付きのユニットや防水・防塵対策が施されていることが一般的です。

コストパフォーマンス

屋内型と比較すると料金が安い傾向にあります。大きなスペースを低価格で利用できるのが屋外型の最大の利点です。

屋外型トランクルームがオススメの方

屋外型トランクルームは、環境変化に敏感でないもの、大型機器や屋内での運搬が困難な物の収納を考えている方におすすめです。
車で直接アクセスできるメリットや、屋内型と比較するとコストパフォーマンスに優れます。
例えばどのようなものを保管したい場合におすすめなのかも併せてご紹介します。

 

屋外型がオススメの方

理由
トランクルームまでのアクセスを重視する方 車で直接アクセス可能な場所が多く、荷物の出し入れが容易です。また、24時間利用可能な施設もあるため、自分のスケジュールに合わせて出し入れが可能です。

大型の物品を保管する方

大きな家具や運搬が困難な大型機器など、大量または大きなサイズの荷物を保管したい方に適しています。広々としたスペースが利用できるため、手狭な自宅やオフィスから物を移すのにも便利です。

耐候性を気にしない方

温湿度や出し入れ時の天候をそこまで気にしない方であれば、屋外型の日除け・防水・防塵・防虫で十分に満足できます。

コストを抑えたい方

屋外型トランクルームは一般的に屋内型よりも料金が安い傾向にあります。予算に応じた広さを選ぶことが可能で、コストパフォーマンスが良いと言えます。

 

バイク用

バイク用トランクルームの特徴

バイク用トランクルームは、二輪車の保管に特化したトランクルームで、以下のような特徴があります。

 

バイク用トランクルームの特徴

詳細

バイク保管に最適

スペースはバイクや自転車のサイズに合わせて設計されており、通常はユニット内に専用の固定装置が用意されています。これにより、転倒や盗難からバイクを保護します。

耐候性

屋根付きのスペースや防水・防塵対策が施されているため、バイクを悪天候から保護します。これにより、バイクの劣化を防ぎます。

アクセス性

多くの場合、24時間アクセス可能で、自分の都合に合わせてバイクを出し入れできます。

セキュリティ

防犯カメラの設置やセキュリティゲート、施錠システムなど、バイクを盗難から守るためのセキュリティ対策が施されています。

 

バイク用トランクルームがオススメの方

 

バイク用トランクルームは、バイクを所有している方で、自宅ではない場所に保管したい方におすすめです。

バイク用トランクルームがオススメの方

理由

自宅でバイクを保管できない方

自宅に駐輪場がない、あるいは駐輪スペースが手狭でバイクを保管するスペースが確保できない方には、バイク用トランクルームが理想的な解決策となります。バイクを複数台所有している方も該当します。

バイクを長期間保管したい方

長期間旅行や出張でバイクを使用しない期間がある方にも適しています。耐候性があり、セキュリティ対策が整っているため、長期間でもバイクを安心して保管できます。

バイクの安全性を重視する方

バイク用トランクルームは、盗難防止や転倒からバイクを守る専用の設備があります。大切なバイクを安全に保管したい方にとって、セキュリティ面での安心感があります。

 

トランクルームのサイズから選ぶ

トランクルーム選びの重要な要素の一つは「サイズ」です。

収納したい物の量や大きさ、形状によって適切なサイズは変わります。

たとえば、大きな家具や大量の荷物を保管したい場合は、広いトランクルームが必要になるでしょう。一方、季節の衣類や小さなコレクション品を保管するだけなら、小さなトランクルームで十分です。

サイズ選びは、必要な収納スペースを確保するだけでなく、料金や利便性にも影響を与えます。大きなトランクルームほど料金が高くなる傾向があるため、無駄なく効率的に使用できるサイズを選ぶことがコストパフォーマンスの観点からも重要です。

また、あまりにも大きなトランクルームは物を取り出すのに時間がかかることもあるため、頻繁に物を出し入れする場合はその点も考慮すると良いでしょう。

トランクルームのサイズを選ぶ際には、自分のニーズと予算をしっかりと把握し、それに合ったサイズを選ぶことが肝心です。トランクルームのサイズ目安と適した収納物について解説します。

1畳の広さは地域によって異なりますので、注意が必要です。

 

地域 1畳の広さ 平方メートル

西日本などの西間(本間)

​​191cm×95cm​​

1.82平方メートル

中京地区に多い中京間

182cm×91cm​​

1.65平方メートル

東京や静岡以北などで使われる江戸間

​​176cm×88cm​​

1.54平方メートル

アパートや団地で使われる団地間

170cm×85cm​​

1.445平方メートル

 

 

以下は中京間での目安です。

0.2畳はどれくらい収納できる?
0.2畳のトランクルームの面積は約0.33平方メートル(1畳はおおよそ1.65平方メートル)で、これはおおよそ60cm x 60cmのスペースになります。そのため、大体スーツケース数個分の容量と考えることができます。収納できる物の具体的な量は、物の大きさや形状、並べ方によりますが、例えば次のようなものを保管することが可能です。

・A4サイズの書類箱数箱
・小さめのスーツケース数個
・衣類を入れた収納ボックス数個

1畳はどれくらい収納できる?
1畳のトランクルームの面積は約1.65平方メートルとなります。これはおおよそ、180cm x 90cmのスペースに相当します。収納できる物の具体的な量は、物の大きさや形状、並べ方によりますが、次のような物を想定することができます。

中サイズの家具(例えば、デスクや本棚)数点
ダブルベッド1台(マットレスを立てた状態で)
大型のスーツケース数個¥
A4サイズの書類箱約20箱

3畳はどれくらい収納できる?
3畳のトランクルームは約4.95平方メートルのスペースとなります。これは、例えば、約270cm x 180cmの空間に相当します。この広さのトランクルームには以下のようなものを収納することが可能です。

大型家具(例えば、ダイニングテーブル、ソファ、大型の本棚など)数点
シングルベッドやダブルベッド(マットレスを横にした状態で)数台
中型の電化製品(洗濯機や冷蔵庫など)数点
大型のスーツケース10個以上
A4サイズの書類箱約60箱

5畳はどれくらい収納できる?
5畳のトランクルームは約8.25平方メートルのスペースとなります。これは、例えば、約290cm x 290cmの空間に相当します。この広さのトランクルームには以下のようなものを収納することが可能です。

大型家具(例えば、ソファ、ダイニングテーブル、大型の本棚、ベッド等)数点
家電製品(冷蔵庫、洗濯機など)数点
大型のスーツケース15個以上
A4サイズの書類箱約100箱

バイク用ならどれくらいのサイズが良い?

バイクの種類や数、さらに工具棚の有無により必要なトランクルームのサイズは変わります。以下に、それぞれのケースでの目安をご紹介します。

小型バイク
小型バイクやスクーターなどを保管するには、おおよそ1畳程度のスペースが適しています。これは、バイクの大きさと、周りに少し余裕を持たせて動かしやすくするためです。

大型バイク
大型のバイク(例えば、ハーレーダビッドソンや大型スポーツバイクなど)を保管するには、2畳から3畳程度のスペースが必要です。大型バイクは全長が長く、重量もあるため、出し入れの際に十分なスペースが必要です。

複数のバイク複数のバイクを保管する場合は、保管するバイクの数と大きさによりますが、一般的にはバイク1台につき1~2畳を見積もると良いでしょう。

工具棚付き
工具棚を設けたい場合は、それに加えて少なくとも0.5~1畳の追加スペースが必要です。保管する工具の量や大きさによって、必要なスペースはさらに増える可能性があります。

 

トランクルームの料金から選ぶ

トランクルームを選ぶ際の重要な要素のひとつは「料金」です。

トランクルームの料金は、そのサイズ、設備、立地、サービスの内容などにより大きく異なります。また、初期費用や保証金、管理費など、毎月の使用料以外に必要な費用も考慮する必要があります。
トランクルームの料金を理解し、適切な選択をするためのポイントを詳しく見ていきましょう。

トランクルームの料金目安

屋内型トランクルームの料金目安
1畳程度のトランクルーム:月額約5,000円〜20,000円
3畳程度のトランクルーム:月額約15,000円〜50,000円
5畳程度のトランクルーム:月額約20,000円〜70,000円

屋外型トランクルームの料金目安

1畳程度のトランクルーム:月額約3,000円〜10,000円
3畳程度のトランクルーム:月額約6,000円〜25,000円
5畳程度のトランクルーム:月額約15,000円〜55,000円

バイク用トランクルームの料金目安

1畳程度のトランクルーム:月額約4,000円〜30,000円

初期費用(当月利用費+管理費+事務手数料+鍵交換費用+保証料)
0 ~ 2ヶ月分

トランクルーム初期費用の内訳 料金

翌月利用料(当月は無料

1ヶ月分(日割り不可)

管理費

2ヶ月分

事務手数料

1.5ヶ月分利用料金(ガレージは2か月分

月額保証料

1,350円

 

トランクルームのサブ項目「場所・セキュリティ・期間・環境」を決定する

トランクルームを選ぶ際には、種類、サイズ、料金以外にも考慮すべき要素があります。

それらをサブ項目として、「場所」、「セキュリティ」、「期間」、「環境」という4つの項目に分けて考えることで、より自分のニーズに合ったトランクルームを見つけられます。

トランクルームの場所から選ぶ

トランクルームの場所は近いほうがいい?

トランクルームの場所選びは、自身のニーズによります。頻繁にアクセスする必要がある場合や、重い荷物を運ぶ必要がある場合は、自宅や職場から近いトランクルームを選ぶと便利です。
必要なときに素早くアクセスでき、荷物の運搬も容易になるのでストレスを感じません。

一方で、あまり頻繁に利用しない場合、例えば季節の変わり目に衣替えをするための収納スペースとして使うのであれば、自宅から少し離れた場所にあるトランクルームでも問題ありません。

無理に自宅の近くを選択すると、種類や料金が限定されてしまってメインの希望が叶わない場合があります。特に市街地の中心部にあるトランクルームは利便性が高い反面、料金が高くなる傾向にありますので注意が必要です。
少し離れた場所にあるトランクルームは料金が抑えられることが多いですので、場所にこだわらないのであれば、料金を優先しても良いでしょう。

トランクルームの場所が遠い場合はどこまで許容?

トランクルームの場所が遠い場合の許容範囲は、使用頻度や運搬する荷物の大きさ、利用目的によって変わります。
例えば、頻繁に荷物を出し入れする必要がある場合、特に重い荷物や大きな荷物を運搬する必要がある場合は、自宅や職場から15分〜30分程度の距離が望ましいと考えられます。

一方、季節ごとの衣替えや長期間保管する予定の荷物を預ける場合など、トランクルームへのアクセス頻度が低い場合は、自宅から1時間程度の距離でも許容範囲となることでしょう。

自宅から離れた場所のトランクルームを選択する際には駐車場の有無を必ず確認しておきましょう。

 

トランクルームのセキュリティから選ぶ

トランクルームを選ぶ際には、以下のようなセキュリティ関連のチェック項目を考慮しましょう。

防犯カメラの設置エントランスや通路など、施設内に防犯カメラが設置されているか確認してください。

専用鍵やオートロック自分だけが利用できる専用のキーや、指紋認証などの高度な入退室管理システムがあるか確認しましょう。

消防設備火災センサーや消火器、自動火災報知装置などの消防設備が設置されているか確認しましょう。

施設の維持管理施設全体の清潔さや維持管理の状況も確認しましょう。管理が行き届いている施設は、セキュリティ面でも信頼性が高いと言えます。

明るさ施設の証明は明るい方が良いです。人気の無い薄暗い廊下で知らない人とすれ違う場面を想像すると不安になります。

利用時間利用時間が限られている方がセキュリティ上は安心です。深夜帯の犯罪発生率が高い時間に利用できないようになっていると安心です。

 

トランクルームの契約期間から選ぶ

トランクルームを契約する際には、希望する契約期間を選択することができます。契約期間は、トランクルームの所有者や運営業者によって異なる場合がありますが、一般的には以下のような選択肢があります。

短期契約:通常、1ヶ月から3ヶ月程度の短い期間で契約することができます。短期の利用や一時的な収納が必要な場合に適しています。
中期契約:3ヶ月から6ヶ月程度の中程度の期間で契約することができます。引っ越しや一時的な収納の期間など、比較的長めの利用を希望する場合に適しています。
長期契約:6ヶ月以上、1年以上の長期契約を選択することも可能です。長期間の収納や定期的な物品の保管が必要な場合に適しています。

契約期間は、トランクルームの料金や契約条件にも影響を与える場合があります。

短期契約では割高になることがある一方、長期契約では割引料金や特典が提供されることがあります。
一部のトランクルーム施設では柔軟な契約期間の選択が可能な場合もありますので、事前に施設の要件や条件を確認することが重要です。

 

トランクルームを保管環境から選ぶ

トランクルームを選ぶ際には、温度や湿度の管理、異臭の有無、アクセスの便利さなど、物品の品質を保つために欠かせない要素を考慮することが重要です。

屋内型と屋外型で温湿度が変わると解説しましたが、屋内型の中でも換気扇や空調などの管理方法で温湿度が異なります。保管環境は収納した物の保存状態や長期的な価値を左右します。
収納する物に対して最適な保管環境を提供してくれるトランクルームを選びましょう。

以下は保管環境のチェック項目です。今までピックアップしてきたトランクルームで見学が可能な場合には、実際に訪れて細かいところまで確認しましょう

温度管理: トランクルーム内の温度が適切に管理されているか確認しましょう。一部のトランクルーム施設では、温度制御が行われており、品物の保存に適した温度環境を提供しています。特に、温度に敏感な品物(例:家具、電子機器、重要文書)を保管する場合には、温度管理の重要性が高まります。

湿度管理: 湿度の管理も重要です。高湿度の環境では、カビや腐敗のリスクが増えます。トランクルームが湿度制御を行っているか、または湿度計が設置されているか確認しましょう。特に、木製家具、衣類、重要文書、電子機器などの湿気に敏感な品物を保管する場合には、湿度管理は重要な要素です。

異臭の有無: トランクルーム内に異臭がないか確認しましょう。異臭は通気不良や物品の劣化を示す場合があります。トランクルームを訪れる前に施設の評判や口コミを調べることで、異臭の問題がある施設を避けることができます。

階段や段差の有無: トランクルームまでのアクセスに階段や段差があるか確認しましょう。大型の家具や重い荷物を運び込む場合、階段や段差があると作業が困難になることがあります。バリアフリーのアクセスがあるかどうかも確認しておくと便利です。

人の出入り: トランクルーム施設のセキュリティに人の出入りが制限されているか確認しましょう。セキュリティ対策がしっかりしている施設では、他の利用者や不正アクセス者のリスクを減らすことができます。

高さ: トランクルームの天井の高さを確認しましょう。大型の家具や長い物品を収納する場合、天井の高さが適切であるかどうかを確認する必要があります。天井が低すぎる場合、物品を収納するのに制約が生じる可能性があります。

保険の提供: トランクルーム施設が保険の提供を行っているか確認しましょう。万が一の事故や災害による被害に備えて、保険があると安心です。

施設の清潔さ: トランクルームの清潔さも重要です。施設内がきちんと掃除され、定期的なメンテナンスが行われているか確認しましょう。清潔な環境は保管物品の状態を保つために重要です。

アクセス時間: トランクルームへのアクセス時間帯も確認しておきましょう。自分のスケジュールに合わせて物品にアクセスできる時間帯が提供されているか確認することが重要です。

 

選び方チャート

 

トランクルーム選びの注意点

 

1.解約まで預けたままの場合は保管環境に注意

トランクルーム選びの原則として、「家や駅から近い場所を選ぶ」というのがありますが、これは、あくまで頻繁に荷物の出し入れを行う方の場合の話です。
と言いますのも、頻繁に荷物の状態が確認できれば、カビや荷物の劣化などの万が一の不測の事態にも、事前に対処しやすいからです。

しかし、例えば引っ越しや家のリフォーム、建て替え、単身赴任などで、一度預けたら解約するときまで預けたままになる場合、その原則はあてはまりません。
頻繁に荷物の状態を確認に行けない場合は、場所よりも、保管環境(セキュリティの有るものや、屋内型の場合はエアコンなどの空調設備が完備されているもの)を重視して選ぶようにすることをお勧めします。

しばらく預けっぱなしにして、荷物を出すときにはカビが生えていたり、荷物が劣化していたり、なんてことになっては、元も子もありませんから。

トランクルーム事業者と利用者が結ぶのはあくまで収納スペースを貸す賃貸契約であり、荷物を預かる契約ではありませんので、その点に注意するようにしてください。

2.他の利用者とのトラブルに注意

トランクルームというのはご存知のように様々な人が利用します。
みんながみんな、他の利用者と被らないタイミングで利用できればいいのですが、運悪く荷物を出し入れするタイミングが被ってしまうことも少なくありません。

特に屋内型トランクルームだと駐車スペースに限りがあることが多く、屋外型であっても、部屋の前に車を横付けした場合に、結果的に両隣の部屋の利用者を邪魔してしまう可能性もゼロではありません。

その逆に他の利用者が邪魔でスムーズに荷物の出し入れが出来ないこともありえます。
少し車を移動するなど、お互いが気持よく利用できるように相談できれば問題ないのですが、相手によっては話が通じずにトラブルとなることもあるので注意が必要です。

今回は、他の利用者とのトラブルの一例として、他社のコンテナタイプの2階建て物件の2階のお部屋で起きたトラブルを紹介します。
トラブルが起きた物件は、2階の部屋へ行くのに移動式の階段を設置する必要がありました。

2階の利用者が部屋で作業中に、下の階の部屋の利用者が車でやってきて、移動式階段が邪魔で車を部屋に横付けできないため、移動式階段を勝手に移動して、上の階の人が降りられなくなったというものです。
これも後から来た利用者が、予め上の階の利用者に声をかければ済んだ話かもしれませんが、見ず知らずの人に声かけるのはやはり勇気がいりますよね。

 

 

そこで、マリンボックスでは上画像のように、コンテナ物件(屋外型トランクルーム)に関して、2階建て物件には固定階段を設置することで、このようなトラブルを未然に防いでいますのでご安心ください。

 

お申し込みの流れ

トランクルームの申し込みの流れにつきましては、事業者間で若干の違いはありますが、ここでは一般的な流れを紹介します。

  1. 利用したいトランクルームを決めたら、webや電話で申し込みを行います。来店以外に電話やweb、FAXなどでも申し込めるようになっているので、多忙で時間のない方でも大丈夫です。
  2. 申し込み時に利用期間や収納品の確認、割引キャンペーンの案内等が行われ、その後契約関連の書類をトランクルーム管理会社から受け取る形になります。もちろんこの手続きもweb、FAXでできる事業者もあります。
  3. 必要事項を記入の上、書類が事業者に届き次第、審査が行われます。審査が通過したら、初期費用の支払いをして契約が成立となります。鍵に関しては専用鍵がある場合は初期費用の支払い後に鍵が送付されるのを持って、専用鍵がない場合はご自分で鍵を用意していただき、初期費用の支払い後に部屋番号が通知されるのを持って利用開始となります。

以上が、トランクルームの一般的な契約の流れになります。

 

よくある質問

 

 

・利用期間と更新料はどうなっていますか?
マリンボックスでは、解約が申請日の翌月末という規約があるため、最低利用期間を契約月+1か月とさせていただいております。基本的にお客様から解約の連絡がない限り契約は続きますので、更新料という概念はございません。

・事前に見学は可能?
はい。全物件で事前見学が可能となっております。
物件の内覧をご希望の場合は、フリーダイヤル(0120-53-4185)までお電話で内覧のご予約をして下さい。

・契約後のサイズ変更は可能?
はい。可能となっております。ただし、事務手数料が発生しますのでその点はご了承ください。

・保険加入すべき?料金は?
ご契約者様には最大40万円まで収納品の補償が行われる動産総合保険にご契約頂いております(2018年3月7日以降のご契約に限ります)。補償内容の詳細につきましては、お問合せ下さい。

・保証品は必要?
いいえ。基本的に保証会社を付けた契約となりますので、保証品も保証人も不要です。

・預けてはいけないものはある?
はい。以下のようなものは保管して頂くことが出来ません。
・宝石、貴金属、有価証券、権利又は事実を証明する文書並びにこれらに順ずるもの
・書画、骨董品、勲章、美術品
・設計図書、マイクロフィルム、フロッピーディスク、コンピューターソフト及び磁気テープ
・揮発性を有するもの、ペンキ・ラッカー・塗料など
・爆発物その他危険物
・水気のあるものや、水分を含んでいて、室内の湿度を上昇させる恐れのあるもの
・生物、動植物、死体、その他臭気を発するもの、腐敗変質しやすいもの及び本コンテナを汚損するおそれのあるもの
・法令の規定または公の秩序、善良の風俗に反するもの
・その他保管に適さないと認められるもの

・即日利用開始は可能?
はい。屋外型トランクルームで、ご自分で鍵を用意していただくタイプの物件でしたら、初期費用支払い後に即日利用可能となっております。

・鍵を無くしてしまった、鍵穴が破損した場合は?
専用鍵を無くしてしまった場合は、鍵穴の部分の取り換えをし、新しい鍵をお渡しします。鍵交換費用として15,000円を頂戴しております。

・ダイヤル錠ナンバーを忘れてしまった
その際はフリーダイヤル(0120-53-4185)までお電話ください。お電話口で番号をお伝えします。

・トランクルームを汚してしまったら
基本的に退去時に現状回復していただきますが、弊社での退室確認時に、別途現状回復費用を請求させていただく場合もございます。

・解約時にする事
お電話やwebから解約のお申込はいつでも可能です。ただし、お申し出頂いた月の翌月末での解約となります。

 

お気軽にお問い合わせください

0120-53-4185

携帯電話からでもOK【受付時間】9:00~17:30